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サークル名

絲桐謡俗

はじめまして、一次創作小説を書いています、一福千遥(イチフクチハル)と申します。
紙本祭は初めての参加です。

小説のジャンルは「幻想小説」「恋愛小説」と銘打っていますが、刊行物はその境目があわくゆるく、混ざり合っています。
すこし不思議で、それでいて何処かになんとなくいそうなものやひとの、ささやかなる触れ合いを書くのが好きです。
ひととき頁を繰っていただければ、そして不思議な世界にひたっていただけましたなら、綴り手としてとても嬉しく思います。

頒布作品の一部ですが、試し読みはこちらで!
『刻を巡る物語』Ⅰ・Ⅱ(以下続刊)A5サイズ2段組/400円
霧深きミゼフルの村に暮らす少年、トキが踏み出した冒険を描く物語。
Ⅰ巻冒頭サンプル

#1 刻を巡る物語 Ⅰ | 刻を巡る物語 - 一福千遥の小説シリーズ - pixiv
Ⅰ 「ミルクをさあっと、真っ暗な夜空に撒いたような景色があるんだってさ、この世界には」 やさしい声でそう語るのは、雌牛飼いのタデウシュだ。褪せた藍色のチョッキをしっとりとした霧になじませながら、口許には篤実な、ひとの良いあたたかな笑みをたたえる青年は、その黒い目を少年よりもずっと...

『影かたみ』文庫版53頁/400円
お茶係の青年・オーガストが『忘却の魔女』エレオノーラへと寄せる、切実にして一途な想い──そこに根ざすものは思慕か、それとも。
冒頭部分サンプル

#サンプル #文学 影かたみ - 一福千遥の小説 - pixiv
「これはこれは……久方ぶりですね、エレオノーラ様」 いささか熱気の褪せた晩夏の風が、葡萄と唐草が彫られたファザードを過ぎるさなか、一台の馬車が止まった。古色ゆかしくも品の良い装飾が控えめに施された馬車より降りてきた佳人に、青年は恭しく一礼する。年の頃は二十二、三、清潔に整えられた...

『海力乱心』文庫版76頁/400円
海を背景に紡がれる、中華・和・西洋風味の3つの物語。
各話冒頭部分サンプル

「海量金魚」

#1 海量金魚 | 海力乱心 - 一福千遥の小説シリーズ - pixiv
夕刻を告げる楼台の鼓音に、寄せ返しの波が和す。牡丹の季節は過ぎたとはいえ、梅雨には未だ間のある時分、足繁き往来に海渡りの風が吹く港町を、せかせか走る青年の姿があった。 年の頃は三十を一つ二つ過ぎた頃か、人の良さそうなくりっとした円い眼に、形くずれのしていない唇。そう悪くはない面差...

「波頭の月」

#2 波頭の月 | 海力乱心 - 一福千遥の小説シリーズ - pixiv
「おおきく波打つ海のずうっと向こうにさ、ぽかんと浮かぶ月って見たことある?」 女の気怠げな声に、私は無造作に投げ出していた身をそちらに向けた。ざわけた細波めいて縒れた敷布の上、女は私を見てにっこり笑っている。下がった目尻に、とろんとした影のかかる黒い目に、八重咲きの花めいてあつい...

「泪の海」

#3 泪の海 | 海力乱心 - 一福千遥の小説シリーズ - pixiv
(……ここは?) 汽車が止まった気配に目を覚まし、プラットホームに降り立とうとしたマルコ・フィルンの琥珀色の目に、一面の青が映る。雲ひとつない青空に、駅から十数歩で辿り着けそうな、おだやかな蒼海。きちんと整えられた、まっすぐな茶色の髪をふわりとくすぐる風には、たしかに潮の香が含ま...

どうぞよろしくお願いします!

サークル名:絲桐謡俗

作家名:一福千遥

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