招文堂店主・花村渺さん主催の文芸意見交換会!
指定のテーマにそって書かれた自作の新作を持ち寄り、読み合い、作品をよりよくするための意見交換・検討をする会です。
- 日時
1/23(金) 20時〜22時 - 作品提出〆切
1/16(金) 22時 - 会場
招文堂Xスペース/傍聴歓迎
※スペースの録音は行われません
- 募集人数
3名
- 主催:花村渺さん
招文堂〈翅と爪〉店主/Twitter:@b_yo22 - 運営お手伝い:招文堂
Twitter:@shobundojinshi
参加作品
提出順/敬称略
『恋する天体』作:花村渺

『ガーデン特殊捜査員の事件簿』作:なな
感想メモ
花村さん⇒ななさん『ガーデン特殊捜査員の事件簿』

ななさん⇒花村さん『恋する天体』
「恋する天体」花村渺さん 感想
文芸意見交換会とはまったく関係ないところで、牛隆佑さんの「作者と作品と読者/1月15日の私的短歌論」という記事(http://blog.livedoor.jp/akiya31-0012/archives/62933096.html)をXのタイムラインより拝見しました。
短歌の話ではあるのですが、短歌以外の作品についても当てはまるのではないかと思い、今回この方のおっしゃる、以下の3つの視点で作品の感想を考えてみることにしました。
・作者視点
その作品の基を見ようとする視点
・作品視点
その作品が目指す先を見ようとする視点
・読者視点
その作品のそのままを見ようとする視点
今まで「読者視点」でしか感想を書いたことがなかったので、それだと文芸意見交換会の趣旨的にはダメだったのでは?という気付きを得ました(以前にも一度参加させていただいたことがありました)。
ということで今回は、上記の読者、作品、作者の順番で感想を書いてみました。
●読者視点の感想
・初読の印象
面白かったです。
勢いがあって、あっという間に読んでしまいました。一撃というテーマにぴったりの作品です。
最後の「どきどき」だけどう受け取るべきか(人間でいう恋のどきどきとして受け取っていいのか)だけちょっと悩みました。
・初読から少し読み込んでいって
タイトルの「恋する天体」から、わたしが天体であることがわかって、お話に入りやすかったのだと思いました。「かれと目があった瞬間〜」という1行目、天体だと思うとインパクトがつよくなる気がします。
読んでいて、天体だからこその恋の表現が特に面白かったです。別紙「メモ」の赤線部分が該当です。
●作品視点の感想
・これまで天体ゆえの恋の表現だったのが最後だけ「どきどき」と人間のような恋の表現になったのか、恋の表現ではなく天体が死にかけている(天体に死があるのかわかりませんが)ゆえの表現なのかというところで悩みました(これは読むひとによると思います。わたしはあまり恋愛小説を読んだり書いたりしないので)。
・タイトルの「恋する天体」を主軸に置くなら、天体の恋の結末について考えるべきなのかなと思いました。とすると「思いをつたえることにした」がどうなったのかというのがポイントになる? すべて(相手の死も)無視して思いを伝える最後、目を見て始まった恋だったので、最後も相手の目(眼球が残っていれば)を見て終わる、とかでもいいのかも?
・ラスト(最後の段落)が勢いを失っているように感じたのが気になりました。なんとなく、最後まで減速せずに走りきってしまいたかったのではと。
●作者視点の感想
一撃というテーマにぴったりの作品でした。作者視点は小説では難しいですね……。
●総合
「一撃」というテーマ性と、作品のストーリー性を考えると、最後はもっとばっさり切った方が良いように思いました。最後の段落(かれの首の〜)だけ、天体が考えていること、感じていることの情報量が多すぎて勢いを失ったように思いました(自分が書くときも、最後っていろいろ言いたくなるのはわかるので、そこを一刀両断、するぐらいの決断力が必要なのかもしれません)。
ただ、すべて、あえて突っ込んで考えれば最後が引っかかるという感じです。初読の「面白かった」「勢いがよく一気に読めてしまう」「テーマにもぴったり」は変わりません。
●スペースで出たお話
・言葉のセレクトは一定のルールに基づいていればいいのかなと思うのでわたしは引っかからなかったです(この辺は気になるひとは気になるのかもしれません)。「主要生命体のひとみ」とかは好きでした。でもこれが文章全部になるとちょっとくどいかもしれません。
・「空が暗くなる」は宇宙からほかの星を見たときに空が存在するのかどうかというところで気になりました。自分の星の空はわかっても、おそらく星から星を見たときに他の星の空は存在しないのでは、という。
これの次の文章で「夜」となっていたので、それなら最初から夜でも良かったかもしれません。招文堂さんがおっしゃっていた「地表」もありと思います。
・最後の「どきどき」。状況から死にかけているため?という無駄な深読みをしてしまったのは絶対にひとによると思います。どきどきを生かす場合、恋の表現として先にどこかに入れていたら最後のどきどきが生きるような気はします。が、今の表現を生かしながらとなると難しそうです。結局最初の方がいいとかなるかもしれない、とも感じます(経験上)。
●スペース後に再読
最後にかれとわたしのかけらがまざり、かれとわたしが混ざりあった(ひとつになった)ように感じられたことが、天体にとってよりどきどきすること、胸がときめくことであった、ということは、どきどきが恋の表現であると聞いたあとだと素直に受け止められました。見ているだけの恋が、一歩進んだので気持ちがより大きくなったのですね。一方通行の恋で、かれはすでに死んでいるのに恋がすすむ、という人間の常識がまったくあてはまらないところがすごく良いです。好きです。
※最後の段落の「わたしに棲んでいたものたちはごく少量の水分しかふくまず、星の爆発であれば液体はすぐに気化してしまうので、わたしはそれを新鮮な気持ちで見つめた。」はない方がよいと思いました。感覚的な話ですが、この文章量で、最後の段落まできて、恋の話とは関係ない情報が出てきたことで、最後のどきどきが恋とは違うものかもしれない、という別の案を考えてしまった気もしなくはないです。
※別紙のメモについて
作品をそのままプリントさせていただいて、書き込んだものです。
「わたしに棲むものたち」とは一体なんだったのかという謎が実は残っていましたが、好みとして謎はひとつぐらい残しておいたほうがいいかな(説明しすぎるのよくない)と思ってそのままです。
当日の会場
招文堂Xスペース(録音なし)
ぜひリマインド登録をしてお待ちください!
参加規約
- 参加できる作品の条件(次項)にそった自作かつ新作の文芸作品を、〆切までに、指定の方法で提出できること
- 1/23(金)の20時から約2時間、招文堂Xスペースにスピーカーとして参加できること
参加できる作品の条件
- 作品テーマに沿った、自作かつ新作のオリジナル(一次創作)文芸作品
- 小説、エッセイ、詩歌、俳句など、言語を表現手段とした芸術作品であればジャンル不問
- 参加作品の各賞への応募、本への収録などは作者本人に限り制限なし
- 文字数:下限なし~1000字程度
- どうしても超過する場合は3000字まで
— 作品テーマ:一撃!—
閲覧時に年齢確認が必要なもの、第三者の権利を侵害しているものはNGとします。
参加方法
A・B、いずれかの方法でご参加頂けます。
参加表明は必須ではありません。ただし参加表明した方・作品提出した方の総計が3名に達した時点で、募集は締め切りといたします。
→参加表明してから作品提出
・「〆切までに書けたら参加する!」
→完成したら参加表明と同時に作品提出
…というイメージです。
フォームにご記載のTwitterアカウントを、専用のDMグループへご招待いたします。24時間以内に招待されない場合は、お手数ですが招文堂X(@shobundojinshi)へDMをお願いいたします。
会の流れ
- 1/16(金)
22時作品提出〆切文芸意見交換会/参加表明&作品提出フォームから作品URL、もしくは画像の提出をお願いします。
作品提出前に参加枠を確保しておきたい場合は、フォームより参加表明をしてください。提出された作品は招文堂ブログに掲載されます。
- 当日まで読む
提出されたすべての作品を読み、感想やよかった部分、気になった部分をメモしておきましょう。
・この構成/描写がよかった!
・この言葉の選び方が好き!
・ここ、少し意味を取りづらいかも?
・この描写は●●のほうが効果的かも?…など。普段本を読むときのように、自分の書いた作品を添削するときのように読み、感想や「自分ならこうする」を書き留めておくイメージです。
テキストファイルに文章で書くも、画像に直接書き込むもよし!
- 1/23(金)
20時~22時公開意見交換会参加者全員をスピーカーとしたXスペースを開き、メモを元に各作品についての意見交換・検討を行います。
意見に対する意見、賛同も異論も推奨します。
後日感想メモ交換〆切会の限られた時間内で、各々の意見を出し切るのは難しいでしょう。そこで会のあと、各自が作成した感想メモの交換をします。
後日指定する方法でご提出ください。感想メモは招文堂ブログに掲載されます。
お願い
皆が安心して意見を出し合えるよう、以下の点を心に留めてご参加ください。
- 作品に関するあらゆる決定権は作者にあります
会で出た意見を作品に反映するもしないも、作者の自由です。意見を出す側も受ける側も、「なんだか相手に悪いから」はナシでお願いします。
- 作品をよりよくするための会であることを念頭に
気になった部分についての議論はもちろん有意義ですが、良かった部分も積極的に伝えましょう。言葉を尽くさず安易に作品をけなしたり、作者の人格を否定したりするのはもっとも無意味な行いです。
- 終了後の交流はお好みで
SNSのフォローを強制したり、交流を強要したりするのはNGです。もちろん交流禁止ではありません。節度を守って楽しくまいりましょう! - 他参加者のルール違反やマナー違反を発見したら
直接注意するのではなく、まずは主催や招文堂にご連絡ください。注意してくださったあなたが、不要なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
傍聴について
招文堂のX(Twitter)スペースにて行いますので、アカウントをお持ちならばどなたでもお聞き頂けます。事前の申請などは不要です。
お問い合わせ
招文堂X(@shobundojinshi)のDM、もしくはお問い合わせフォームまでお寄せください。
(本会の運営は文芸同人誌のシェア型本屋・招文堂がサポートしております)
