かぎ針で編んでいる文庫本ケース、ようやく底辺の長方形がいい塩梅に確定し、ぐるぐると壁を編み進めている。この調子なら三月の半ばには編み終えられるだろうか。
社会とつながる仕事用のノートに「いかにも事務用品らしくテンションが上がるもの」を導入しようと思い立ってから、最初の休日。今日は近所の文具店を巡ってきた。
たくさんの魅力的な「事務用品らしいノート」と出会えはしたのだが、結局買わずに帰ってきてしまった。魅力的なノートは数多くあったのだけれど、その中に、方眼のノートが含まれていなかったのだ。
方眼のノートは、全方向に対する無限の拡張性と、縦と横に対するほどよい不自由とを同時に備えているように思う。故に、私は方眼のノートが大好きだ。特に理由がなければ必ず方眼のノートを選ぶ、どころか、方眼が選択肢にないノートは購入の対象からやんわりと外れてしまうほどである。
そんな中、いかにも事務用品なノートを選びに行ったのだけれど……驚くべきことに、シンプルな方眼のノートを買おうとすると、選択肢がかなり限られてしまった。
最近はどうやら方眼ではなく、ドット罫線のノートが流行りらしい。なんでも、某有名国立大学に合格した人々の多くが、ドット罫線のノートを使う傾向にあったのだとか。
売り手にとってノートは商品であるから、流行りを重んじるのは大切なことだろう。となれば買い手の私にできることは、波に逆らい方眼のノートを買い続け、方眼の需要をお店のPOSに刻み続けることだけだ。
というわけで、いったん帰宅はしたものの、なんとか店頭に並んでいる方眼ノートたちのうちから、しっくりくるものを選び取りたいと思っている。一周回って、ごくごくクラシカルな学習帳がかえってよいのではないか、なんて思い始めているところだ。
※コメントは最大1000文字、5回まで送信できます