招文堂店主・山本Q太郎さん主催の文芸ワークショップ「書く人同士の作品感想会」第3弾!
自作の小説を持ち寄り、読んで作品をよりよくするための意見交換をする会です。
作品をよくしたい方、考えすぎてよくわからなくなった方へ――
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小説の良い点は作家の世界観を作品に落とし込めること。他人の意見に振り回されると作品の魅力が死んでしまうかもしれませんが、受け手の存在する表現である限り、やっぱり読者の反応も気になるところ。
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そこで今回、まずは同じ立場の皆で作品を読んで感想を言い合うのはいかがでしょうか?
- 日時
2023/6/9(金) 20時~22時 - 申込〆切
5/27(土)22時まで - 会場
招文堂Twitterスペース
▲ウェブサイトでの公開用に録音させて頂きます
- 募集人数
2~3名
- 主催:山本Q太郎さん
招文堂〈LaLaLa Books〉店主/Twitter:@QtaroYamamoto - 運営協力:招文堂
Twitter:@shobundojinshi
参加作品&感想一覧
お申込み順、敬称略。
タイトル『妖精のテキーラ』
Q.どの媒体向けに書いたもの?
イベントで販売する紙の本(同人誌)
Q.作品の狙い、意図は?
長寿で天真爛漫な種族との出会い、別れの悲しさ
Q.会への参加目的は?
感想が聞きたい, もっとよくする方法が聞きたい
寄せられた感想
・アネモーニのキャラクターがとても良いなと思いました。人懐っこさと人間の感覚とのずれが面白いです。(キャラデザインも自由さと幼さと長く生きている余裕が感じられる容姿で素敵)
・妖精さんサイズではなく人間サイズなので狭い店内に向いてなさそう。それでもぐいぐいコミュニケーションをとって、店員におさまる流れが面白かったです。
・異人館街にあるテキーラ専門店という舞台設定が新しいなと思いました。バーに行ったことがない下戸向けにバーの雰囲気描写がもう少しあってもよいかなと感じました。
・文字数の制限の関係があるかと思いますが、後半が駆け足になっているのが惜しいなと思いました。
・住み込みバーテンダーアネモーニと店長三浦の日常をもっと見てみたいなと思わせる魅力があります。
・妖精がメキシコと日本と行き来する世界観が楽しいので、もっと詳しく描写があるといいなと思いました。
・改行で若干文章のリズム感を損ねている気がします。
山本Q太郎さんより
タイトル『往生!月面コンビニ事故物件 #パルプアドベントカレンダー2022』
Q.どの媒体向けに書いたもの?
個人主催者様の企画に参加のため
Q.作品の狙い、意図は?
クリスマス企画らしくちょっと良い話を狙いました
Q.会への参加目的は?
感想が聞きたい, 他の方が他人の作品を読む際にどこに注目して、感想をどのように表現するか知りたくて
寄せられた感想
・とても身近なコンビニという場所と、宇宙人の出てくる読みやすいSF作品だった。
・そうした古典SFが大好きなので非常に刺さった。
・主人公のコウジとキイチの対照的な性格が、全体を通して貫かれて生かされていて良かった。
・月が開発されても過疎というのが斬新だった。
・携帯電話ではなく端末なのが未来感があった。
・ところどころ出てくるウィキやジャンプなどの固有名詞が、未来にもまだあるのか気になった。
・デザートローズがどんなものか、もう少し具体的に表現があればよかったかも。
・ポリミテ星人に会いたくなった。
・最後に異星の馬が出てきて、月生まれには見たことのない雪を降らすのがSFらしくて良かった。
・読後は世界が新鮮に変わって見えた。
山本Q太郎さんより
タイトル『【心スポ外配信】ユイユイチャンネル鳥肌企画突撃廃病院!!【劇マジ】』
Q.どの媒体向けに書いたもの?
やってみたかったアイデアだったので。
Q.作品の狙い、意図は?
モキュメンタリー。怖いと嬉しいが同時に起こった様子が面白いと思うので表現したいと書きました。
Q.会への参加目的は?
感想が聞きたい
寄せられた感想
・三人称の文章が、誰の目線か気になった。
動画を見ている視聴者にするとわかりやすくなったかも。
・視聴者のコメントがよくある感じでよかった。
・現代社会の若者をよく描いてあった。
・配信者の媚びた感じがまたリアルだった。声が聞こえてきそうだった。最後に視線がぐるぐるさまようのが滑稽で良い。
・幽霊の怖さより人間のあさましさをひしひし感じた。
・1話だから何とも言えないけれど、幽霊が本物か、やらせだったのか分からないのが今後読ませる感じだった。でもここで一区切りついてしまうので、「話せる余裕があるならやらせだろう」と思って読むのを止めてしまう人がいるかも。
・終わりに2話へ結びつける文章をひとこといれればもっとよかった。
・本物の怪異と対面しつつもスパチャに礼を言ってしまうユイが悲しくも怖ろしく感じました。彼女はどうなってしまうのか。
・二話が気になります。ユイも気になりますが八田がどのような奴でどうなったのか…どうなってしまったのか。
・いわゆる『配信』をあまり見たことがないのですが、地の文と配信コメントの表記の分け方が上手いのか、コメントがつぎつぎと書き込まれてスパチャがされているのだな…という理解と臨場感を味わえました。
・コメント内容の変化によって情景を描く手法が上手いなと思いました。
・ユイの容姿にもう少し言及があればもっとイメージが頭の中で浮かべやすいかなと思いました。たとえば体格や髪型、何系ファッションなのかなど。
会場
招文堂Twitter(@shobundojinshi)のスペースで行います。
参加要項
- 参加できる作品:
1万字以下の、オンラインで読める自作のオリジナル小説- 閲覧時に年齢確認の不要なものに限ります
- ジャンル不問
- 既存作/連載の冒頭1万字分でのご参加もOK!
- 参加条件
- Twitterの当ワークショップ用DMグループに参加頂ける方
- 6/9(金)20時~22時のTwitterスペースにスピーカーとして参加頂ける方
- ワークショップ時のTwitterスペースを録音し、招文堂TwitterやYouTube等で公開することに同意頂ける方
参加方法
5/27(土)22:00までに以下のフォームよりお申込みください。
会の流れ
- 5/27(土)
22:00作品提出〆切提出された作品一覧を招文堂のブログに掲載します。
- 読む
提出された作品を読み、感想やよかった部分・気になった部分をメモしておきましょう。
・この構成/描写がよかった!
・こういう読後感をもった
・ここ、意図した表現から少し遠くなってるかも?
・この描写は●●にすると狙いにより近づくかも?…など。各作者から提出された「ここが知りたいチェックポイント」も参照してくださいね。
- 6/2(金)
22:00感想メモ提出〆切作成した感想メモを、指定のフォームよりお送りください。
感想メモは招文堂のブログに掲載いたします。
- 6/9(金)
20:00ワークショップ当日招文堂の開いたTwitterスペースに集まり、感想会をしましょう!
感想を言う側も言われる側も、遠慮はNGです。遠慮なく意見を交換し合うために、常に相手へのリスペクトをお忘れなく。
これまでの記録
▼感想会2(11分30秒あたりからスタート)
▼感想会1(40分あたりからスタート)
お問い合わせ
招文堂Twitter(@shobundojinshi)のDMまでお寄せください。
(本会の運営は文芸同人誌のシェア型本屋・招文堂がサポートしております)